遠慮なく意見を言い合ってきたからこそ生まれた信頼関係
富士商工さんとお付き合いが始まったのは20年程前、富士商工さんの小林社長がまだ営業の第一線にいた頃、カッター機を導入したのがきっかけでしたね。 当時の小林さん(現社長)は、仕事の話は1/3、後の2/3は雑談。最初は変な営業だな、と思ったけど、経験も話題も豊富な方だから、こっちもついつい話し込んでしまう。当時は、機械の問題点や改善点などでずいぶん意見を闘わせたりしました。 いつのまにか信頼関係が築かれて、それ以来ずっと、フレンドリーな関係を続けさせてもらっています。いきなり製品の見積りを持って来られていたら、現在のような関係はなかったかもしれません。
ロールトゥロールの技術導入で、大幅に効率アップ
富士商工さんの営業スタイルは、有言実行。1を頼むと3か4のことを提案してくれます。それも、自社の製品を売りこむ為の提案ではなく、こちらの仕事での問題点を解決したいという視点に立った提案ですね。そんな中で導入したのが、ロールトゥロールの技術。これにより製造ラインの作業効率が大幅にアップしました。材質的にフィルム状にできないものは別として、現在、ロールトゥロールに関しては、我社の90%が富士商工さんの機械を導入しています。 富士商工さんの製品の特長は、「ああした方がいい、こういう点を改善して欲しい」といった、ユーザーの声を反映させて、カスタマイズやバージョンアップし、ますます使いやすくなる所。それはまず営業が我々の声を聞いてくれるからだと思います。
近いというメリットもあって、アフターフォローにも満足
会社の場所が近いせいもあって、何かあればすぐに対応してくれるのも良い所です。アフターフォローやメンテナンスはすばらしい。長い付き合いだから、うちには初期の頃の機械もまだあって、冗談で「うちで、富士商工さんの見本市ができるね」というくらい。これからも、一方的な関係ではなく、意見を交換できる良いおつきあいをお願いしたいですね。
スピード&精度の良さで、新プロジェクトに導入
2年程前、通信事業部の新プロジェクトに合う機械を探すために展示会に参加した際、富士商工さんのデモストレーションを見て、スピードや加工の精度、コンパクトさに驚き、その場で導入を決定。プレス機のUDPや、ラミネーターなど、周辺装置も含めてシステムで導入しました。 導入には1年ぐらいかけ、お互いのポリシーを話し合いながら進めました。我社は周辺装置をカスタムメイドすることが多いので、その分野の得意な富士商工さんはありがたいですね。カタログ的で、後から何か追加するのが難しい他社の製品とは一味違います。 また、レスポンスの良さと提案力も評価しています。営業が現場の生の声を聞き、一緒になって考えてくれるのが良いですね。
通信事業部の柱として活躍
富士商工さんの製品は、精密さ、スピード、エンドレスに加工できるロールトゥロールの3つが特色。似たような製品は他社でもありますが、抜きの精度やスピードはとても追いつかない。導入後、打抜加工の送り量のズレによる寸法精度の悪さが改善され、±0.1レベルの製品化が可能になり、新プロジェクトは成功。生産性は従来に比べ3倍に、ラミネータ機でも、不具合発生率が低く抑えられ、製造原価が低減できました。いまや売り上げベースで年間1億に上る、まさに通信事業部の柱になっています。現在も、GPS等に応用するプロジェクトを進めるため、相談に乗ってもらっています。
中国進出のカギを握る無人化を強力にバックアップ
富士商工さんは以前から知っていましたが、おつきあいするようになったのは中国への工場進出がきっかけでですね。クリーンルームで、バックライト系の部品を人が触れずに加工したかったので、無人状態にできるような機械を探していました。展示会で富士商工さんのデモストレーションを見て改めて興味を持ち、導入することを決めました。 導入して1番良かったのは、プレスした後、シール状態の製品の回りの不要部分を抜く工程が、手作業から自動でできるようになったことです。大変な省力化になり、単純な製品なら従来の5倍から10倍に作業効率がアップしました。人件費が安い中国も、いずれは上がってくるでしょうから、これは、今後の大きな武器になりますね。
使いこなすためのノウハウを高めたい
ひとまず当初の目的は達成しました、今後の課題として、機械を100%使いこなすためのノウハウを構築することが必要だと感じています。設定が部品ごとに違うので、上手に動かすための勉強が大事。海外スタッフに、そこら辺の努力や工夫を要求するのは難しい面があるので、まず日本でノウハウを工夫し、その後、海外工場で教えるような形をとっています。 また、メンテナンスの部分では、中国にも営業所があることから、親身な対応をいただいています。安心して仕事が進められますね。